
仔犬のすてっぷ
第13章 優希の傷痕
「出来たできたっ…と♪あらまあ、かわいい♡」
頭にはキツネの耳
腕とふくらはぎにはモフモフな、茶色い毛がびっしり付いた胴抜き…いや、腕と脚のカバー?
……そして、キツネのシッポは・・・
「アナルビーズ付きタイプとバイブタイプの2つをご用意いたしました★」
パチパチパチ・・・
拍手する人間は一人しかいないので、盛り上がる事は無い、虚しい音が響く。
「で、今ならもれなく首輪もプレゼント★」
ぱちん
僕の首元に、犬用の首輪を取り付けたアケミは
「初めてだし…まずはビーズを挿入っ…と♪」
そう言うと、アケミはふさふさのキツネの尻尾に数珠のようにつながるそれを手に取ってから、ローションを塗付け、僕の背後に回り込んだ。
「ふふん♪お尻の穴、丸見えよ?優希」
「……?…?!ん!ぅんん!むんぐ!!むぅ!」
お尻の穴に、何かが当たり…ムズムズとなぞるように蠢いている。
何をされるか察しがついて、お尻を振って抵抗したけど、それは意味がなく・・・
・・・っ…っ…つぷぅん…
「!!んーーー!むんむ!むんむ!(やめて!やめて!)」
泣き叫んでも、言葉では相手には伝わらない。
むしろ、この状況では相手を喜ばせるだけだった。
容赦する事なく、ビーズはゆっくり入って来て…
つ…ぷんつ…ぷん……つぷぷぷぷっ!
「むぅーーーむーーーーっ!!!」
ーーお腹が、苦しい。
初めゆっくり入れられた時も苦しかったけど、後半は一気に突っ込まれて……。
あんな小さな珠が十個位入っただけなのに、お腹は苦しくなって、僕の身体がワナワナと震えていた。
