
仔犬のすてっぷ
第6章 優希の経験
「ぁん……ぅ、……ん…………」
僕の口の中に、アケミさんの舌が入ってきて、僕の舌を絡めてなぞる。
熱くて、とろけそうな……不思議な感覚に、僕の頭は何も考えられなくなって
……頭の中は真っ白になった。
「……コレが大人がするキスの味だよ?」
キス……キスって、好きな人同士がする事じゃなかったっけ・・・?
ボンヤリとした頭でそんな事を考えていると、僕の胸の辺りを、暖かい何かがもそもそと動き始めた。
「本当に、小さくて可愛い……やっと、触る事ができて嬉しいわ♡」
後ろのお姉さんが、そう呟いている。
声も、興奮気味なのか、上擦って聞こえる。
「あら、サチったら、凄く嬉しそうじゃん?」
左側のお姉さんが、僕の目の前で自分の身体に巻いていたバスタオルを取って、僕の方をじっ…と見つめる。
「どお?優くん…里香の身体……綺麗?」
月明かり…の仕業なんだろうか?
青白色の光が彼女を照らしていて……妖しく、綺麗だった。
「私、優くんの代わりに、クマさんのぬいぐるみ抱いて、ずっとこうやって……毎日オナってたんだもん♡」
サチって呼ばれたお姉さんが、優しく僕のお腹をすりすりとさする。
「……じゃあ、そろそろ私も……」
アケミお姉さんも、タオルケットをハラリと開けて、僕の右脚にまたがって来た。
「優くんに、色々教えちゃうね♡」
「あ…れ?僕……はだ…か…?」
今更ながらに、ここにきて初めて、自分が何も身に着けていない事に気が付いた。
サチお姉さんの手が、僕の脇腹の柔らかい部分を…触るか、触らないかのスレスレなタッチでなぞって行く。
・・・ぞくぞくぞくっ!
僕の身体がそれに反応して鳥肌が立ち、妙な快感が襲ってくる。
「ああ…優くんが、私を感じて、はんのうしてるぅ〜♡」
「くす…ぐったぁ……あっ?!」
アケミお姉さんが、僕の首筋を舌でなぞって、鎖骨にちゅ〜っ!と吸い付いた。
「じゃあ、里香も♡」
ぺたんと僕の左脚にまたがった里香お姉さんは、僕の左胸をさわさわと触りだした。
