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僕達の日常-血流し編-

第1章 〜再会〜

「みんなを、幸せいっぱいの笑顔にする歌を奏でる
歌野奏太です♪」

「えッ!?」

突然、有理君ボイスの奏太君の台詞が、後ろから聞こえて振り向く。

「奏太と僕の熱心な気持ち、ありがとうね♪」

変装してても、声と言葉でわかった。

「ゆ、ゆ、有―――――」

「しーっ!」

有理君が、慌てて僕の口を左手で塞ぐ。

僕は、こくこくと何度も頷いて手を離してもらう。

「あ、あの
本当に、有理君ご本人ですか?」

小声で、有理君に本人か確かめる。

「うん、柴野有理(しばのゆうり)です
よろしくね♪」

「よ、よろしくお願いします」

有理君から手を差し出され、僕は有理君と握手をした。

うわぁ、僕…今、あの有理君と…握手してる…///

「きみ、名前は何て言うの?」

有理君から名前を聞かれた!///

「僕は、小野郁って言います
よろしくお願いします」

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