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僕達の日常-血流し編-

第1章 〜再会〜

「えっ?」

自己紹介した途端、有理君は少し驚いた表情をしている。

「郁君」

「はい///」

有理君に名前を呼ばれた///

「もしかして、旧姓は水無月(みなづき)だったりする?」

「そうですけど、何で僕の旧姓を?」

「やっぱり!」

すると、有理君は嬉しそうな表情を浮かべた。

「郁君、僕だよ!
柴崎夕陽(しばさきゆうひ)!」

「夕陽って……あっ!」

もしかして…。

「僕の幼馴染みの、柴崎夕陽君!?」

「そうそう、めちゃ久しぶりだね~♪」

彼は、僕の幼馴染みで赤ん坊の頃から、兄弟のように一緒に育った柴崎夕陽君。

「郁君と再会出来るなんて、思ってもみなかったよ♪」

夕陽君とは、家が隣同士で家族ぐるみの付き合いで、幼稚園と小学校はずっと一緒だった。

「夕陽君、アドレス交換しようよ」

スマホを取り出しながら、夕陽君にお願いをする。

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