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僕達の日常-血流し編-

第3章 〜ソングボーイズ〜

「有里がこんだけ夢中になる郁君とやらを、一度は一目見てみたいものだな」

筑紫君の左隣の座席に座ってる、ソングボーイズの文武両道で剣道の達人の草薙剣(くさなぎつるぎ)は郁君に興味を持ち始めていた。

「剣君、郁君の事を好きにならないでよ?」

一応、剣君に忠告する。

「仲間の想い人を横取りするような、無粋なマネは俺はしないさ」

「もし、そうなったら俺怒るぞ」

少しムッとしながら、剣君に言う翔君。

「安心しろ
俺が1番愛してるのは、翔お前だ」

「そ、そうか?
なら、別に良い///」

剣君に言われ、少し照れる翔君。

2人のやりとりを見てのとおり、翔君と剣君は恋人同士だ。

「きみ達、くれぐれもファン達にも世間にも周りにも、ゲイで恋人同士って事はバレないように気をつけてよ」

運転しながら、真根さんは翔君と剣君に忠告する。

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