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僕達の日常-血流し編-

第3章 〜ソングボーイズ〜

筑紫君が曲名を発表したのと同時に、イントロがかかり始めた。

「「「「きみと初めて出逢った あの日から始まった ぼくたちの物語~♪」」」」

ソングボーイズが歌い始めて、僕達ファンはテンションが上がる。

「いきなり神曲だぁ♪」

ソングボーイズの、しかも有里君の歌が聴けてめちゃくちゃ幸せな気持ちだ。

1曲目を歌い終わり、2曲目のLove Song、3曲目のFriend Song、4曲目のBrother Songと次々に歌う。

「えー、それでは次で最後の曲となります」

「え~」

「そんなぁ…。」

「もっと聴きたい~」

翔君の言葉に、観客席から残念がる声が飛び交う。

「みんな、ゴメンな」

「僕達も、もっと歌っていたいんだけど」

「でもその分、今から歌う新曲に心を込めて全力で歌うからね♪」

えっ?

「筑紫君、今…新曲って?」

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