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僕達の日常-血流し編-

第4章 〜夕陽の告白〜

フィギュアが入ってる2つの箱を抱え、こっちに向かって走ってるガタイの良い男性。

その男性を、追いかけている歩さん。

「郁君、こっちに来るよ」

「夕陽君、下がってて」

僕は、一歩前へ出る。

僕と、男性の距離が段々と近くなっている。。

「邪魔だ、どけえぇえええええ!!」

勢い良く、僕に向かって突っ込んで来る万引き犯の男性。

「郁君、ゴメン!
その人、捕まえて!」

僕に、万引き犯の男性を捕まえるよう指示する歩さん。

「ふっ」

「うわっ」

僕が男性の足を引っ掛けると、つまづいて転ける男性。

その拍子に、男性は抱えていたフィギュアが入った2つの箱を離す。

「よっと」

「危ない危ない」

地面に落ちる前に、僕と夕陽君はそれぞれ箱をキャッチした。

「郁君と夕陽君、ありがとう」

僕と夕陽君は、男性に追いついた歩さんに2つの箱を返す。

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