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僕達の日常-血流し編-

第4章 〜夕陽の告白〜

◇アメニイト日本橋店2階◇

「おぉ~!
奏太のグッズが、結構増えてる♪」

2階へ行き、ソングボーイズのコーナーで立ち止まる。

「ボールペン、腕輪、下敷き、ミラーバッジ、折りたたみ式の手鏡っと」

「奏太の新しいグッズ、全部買ってくれるんだ♪
郁君、ありがとう!」

後ろから、僕を抱きしめて僕の頭を顎でグリグリする夕陽君。

「夕陽君、公共の場だから駄目だよ」

「ゴメン、つい♪」

抱きつくのを辞める、夕陽君。

レジで会計後。

ちょうど、トイレ休憩から戻って来た歩さんに軽く挨拶してから、僕達はアメニイトを出た。

◇日本橋・アメニイト日本橋店の前◇

「お客様、お待ち下さい!!」

「「?」」

アメニイトを出て少し歩くと、アメニイトの方から大声が聞こえたので振り返る。

「万引き…?」

「箱の中身は、フィギュア2つかな?」

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