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え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?

第4章 ターキー国

国王は、カーテン越しから光邦に対し、

「おぬしは、ひょっとして地球人か」と訊ねる。

光邦はなにも飛んできていないのにもかかわらず、身を避け続け、

「あ、はい、チョットに無理矢理さらわれて来ました」

「そうか……まあ、しばらく時間はかかると思うが、必ず地球に送り返すことを約束しようではないか」

「ありがとうございます。あの、それと私が聞きたいのは」

「戦争じゃ」

国王は、低い声で言った。

「戦争!? え、戦争ですか!」光邦はチョットを見ると、チョットも驚きのあまり、光邦を見ていた。

チョットも初耳なのか、狼狽えながら国王に近付く。

「国王様、どうして戦争を……なにがあったのでしょう?」

「近寄るでない」

「あ、痛いっ……てぇ、痛くなかったぁぁ」チョットは空気の矢を討たれたと思った。

「まあよい、そこの地球人、チョット、これからなぜ戦争が起きたのかを教えてやる。肩を楽にして聞くがよい」

二人はなぜか床に座り込んだ。

国王の話では、この惑星には、四つの国しか存在せず、それぞれに国王が存在する。

だが、それぞれの国が敵対しており、仲が悪く、国以外の領土の分配もされておらず、放置された土地も多い。

互いに隣り合わず、境界線もない。

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