え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第6章 トリセンナシ国
すると、受付の男性がシツレに声をかけた。
「シツレ様、門番からお伝えしたいことがあるそうです」
「門番? 左か右か」
「おそらく、左側だと……」
「わかった、かわろう」とシツレは、受付カウンターの後ろにまわり、内線に耳をあてた。
5分後……、
シツレは、副大臣マテのところに駆け寄る。
「勇者ヒップが、バックホールから謎の白い汁を出して倒れているそうだ」
「なんですと!」とマテが急いで、外に出た。
光邦は、この話にのっていいものなのかどうか、しばし考えていた。だが、その火の粉はすぐに降りかかってきた。
「おのれ、ターキーのアーナル、貴様の仕業か!」とシツレは、光邦に詰め寄る。
「いや、やっぱりそうくる!? でも、命は奪ってないわよ。断末魔の雄叫びは上げてたけど」
「この戦いにおいて、生かして苦しめることは、勇者として死よりも重い屈辱のはず。貴様も勇者なら、それをわかっておるだろう。なぜ、ひと思いにトドメをささなかった!」
「戦いって、私、戦ってないし。いい男だったから、つい……」
「ならば、どうやってヒップのバックホールに白い毒液を!」シツレは、光邦に顔を寄せて問い詰める。
「待って、あなたが言うと、なんか凄い興奮するセリフに聞こえちゃう」
「シツレ様、門番からお伝えしたいことがあるそうです」
「門番? 左か右か」
「おそらく、左側だと……」
「わかった、かわろう」とシツレは、受付カウンターの後ろにまわり、内線に耳をあてた。
5分後……、
シツレは、副大臣マテのところに駆け寄る。
「勇者ヒップが、バックホールから謎の白い汁を出して倒れているそうだ」
「なんですと!」とマテが急いで、外に出た。
光邦は、この話にのっていいものなのかどうか、しばし考えていた。だが、その火の粉はすぐに降りかかってきた。
「おのれ、ターキーのアーナル、貴様の仕業か!」とシツレは、光邦に詰め寄る。
「いや、やっぱりそうくる!? でも、命は奪ってないわよ。断末魔の雄叫びは上げてたけど」
「この戦いにおいて、生かして苦しめることは、勇者として死よりも重い屈辱のはず。貴様も勇者なら、それをわかっておるだろう。なぜ、ひと思いにトドメをささなかった!」
「戦いって、私、戦ってないし。いい男だったから、つい……」
「ならば、どうやってヒップのバックホールに白い毒液を!」シツレは、光邦に顔を寄せて問い詰める。
「待って、あなたが言うと、なんか凄い興奮するセリフに聞こえちゃう」