え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第6章 トリセンナシ国
ヒップは、勝負しろと剣をまるでヌンチャクのように振り、鮮やかな動きを見せた。
チョットが、光邦の背中をつつく。
「気をつけてください。あの剣は地球から鉄と呼ばれる材料を集めて作られてます。あれは、マジで切れますよ」
「うそ!? 私、自分の体が刃物よりも強いと思ってたから、舐めてたわよ」
目の前では、ヒップがヒュンヒュンと音を鳴らし、剣を振り回す。
「アーナル、俺の剣で切り刻んでやる。ターキー国は消滅だ」
「そんな物騒なもの振り回さないでよ、それより、あなたの立派な生殖器をもてあそびたいわよ。振り振りしてあげるから」
「な、なにを言って……」
その時、ヒップの肛門にビクンと強い疼きが……、
「んぅふっ!!」
体に電気が走り、思わず剣を踊らせる手を滑らせた。
「あっ!」
すでに剣の先は、自分の思う方向から大きくはずれ、クルクルと回転しながら、左鎖骨の下に突き刺さった。さらに、鉄の剣の重みが加わり、ズブズブと深くまで入り込み、剣は心臓まで達した。
「ぐぅわっ!」
口から血を吐き出すヒップ。
一瞬で起こった事故を正面から見ていた光邦は、目を見開いたまま固まった。
チョットは、「早く、病院を……」と駆け寄るが、すでにヒップは息絶えていた。
チョットが、光邦の背中をつつく。
「気をつけてください。あの剣は地球から鉄と呼ばれる材料を集めて作られてます。あれは、マジで切れますよ」
「うそ!? 私、自分の体が刃物よりも強いと思ってたから、舐めてたわよ」
目の前では、ヒップがヒュンヒュンと音を鳴らし、剣を振り回す。
「アーナル、俺の剣で切り刻んでやる。ターキー国は消滅だ」
「そんな物騒なもの振り回さないでよ、それより、あなたの立派な生殖器をもてあそびたいわよ。振り振りしてあげるから」
「な、なにを言って……」
その時、ヒップの肛門にビクンと強い疼きが……、
「んぅふっ!!」
体に電気が走り、思わず剣を踊らせる手を滑らせた。
「あっ!」
すでに剣の先は、自分の思う方向から大きくはずれ、クルクルと回転しながら、左鎖骨の下に突き刺さった。さらに、鉄の剣の重みが加わり、ズブズブと深くまで入り込み、剣は心臓まで達した。
「ぐぅわっ!」
口から血を吐き出すヒップ。
一瞬で起こった事故を正面から見ていた光邦は、目を見開いたまま固まった。
チョットは、「早く、病院を……」と駆け寄るが、すでにヒップは息絶えていた。