え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第7章 ガシ国
さらに衝撃だったのは、国のために剣を抜き、戦おうとして死んだ勇者を、その場で火葬したことだ。
「普通、あんな風に、いきなり焼くの?
それが目に焼き付いて恐ろしいのよ 」
「いきなり焼いたのは、あのヒップが独り身みだったんではないかと思われます。家族や親戚がいたなら、その肉体は食として振る舞われますから。亡くなっていきなり焼かれることは、その亡くなった者にしてみれば侮辱な行為です。ですから、国を無くした責任を取れと言う意味も含め、肉がついたまま焼くという行為を住民が行ったと言えます 」
「そうなのね……なんか、かわいそうね。でも、ここの風習ってホラーね」
慣れないことが、精神面にくると辛さを超えて苦しかったこと
子供の頃、動物のドキュメンタリーで、子鹿がライオンに食べられているところを見た時と同じだった。
「ここは地球じゃない。わかってるんだけど、なんか胸がぎゅっとなるわ」
「光邦、行きましょう。我々は、アーナル様を探し、次はガシ国を止めましょう」
「国王はダメでしょ。どこも頭が固いわよ。絶対に戦争を止めないわよ。てかさぁ、あんた戦争反対派?」
「もちろんです。そんなことはしたくありません。私は光邦となら戦争を止めることが出来る気がするんです。だから、各国王に戦争は無駄なことだとわかってもらいたいんです」
「普通、あんな風に、いきなり焼くの?
それが目に焼き付いて恐ろしいのよ 」
「いきなり焼いたのは、あのヒップが独り身みだったんではないかと思われます。家族や親戚がいたなら、その肉体は食として振る舞われますから。亡くなっていきなり焼かれることは、その亡くなった者にしてみれば侮辱な行為です。ですから、国を無くした責任を取れと言う意味も含め、肉がついたまま焼くという行為を住民が行ったと言えます 」
「そうなのね……なんか、かわいそうね。でも、ここの風習ってホラーね」
慣れないことが、精神面にくると辛さを超えて苦しかったこと
子供の頃、動物のドキュメンタリーで、子鹿がライオンに食べられているところを見た時と同じだった。
「ここは地球じゃない。わかってるんだけど、なんか胸がぎゅっとなるわ」
「光邦、行きましょう。我々は、アーナル様を探し、次はガシ国を止めましょう」
「国王はダメでしょ。どこも頭が固いわよ。絶対に戦争を止めないわよ。てかさぁ、あんた戦争反対派?」
「もちろんです。そんなことはしたくありません。私は光邦となら戦争を止めることが出来る気がするんです。だから、各国王に戦争は無駄なことだとわかってもらいたいんです」