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え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?

第8章 アーナル

アーナルは、地球に行ったことを話しはじめた。

「確かに、地球にいった時、自分達とは見た目が変わらない者ばかりで安心はしたが、それは外側だけで、中身はまるで違う。地球人の汗は無色だし、涙は目から出る。それに男女共に違う生殖器をもっている」

「え、ここの星のチン○マン○は同じ形なの?」

「は、恥ずかしいこと言わせるな!」

「あんたが話をふったんでしょ。てか、チ○コマ○コが、この星でも通用するのね」

「地球でその言葉は、中年男らしい声でラジオとなる放送の機器から散々聞いた。でも、地球人は私達と比べて、力強い。それに頑丈だった」

「その違いならわかるかも? でも、あんたそんな放送聞いてたのね」

そんな話をしていると、 宿屋の女店員が入ってきた。

「すいません、こちらに光邦というかたはおられます?」といきなり、見た目が二十歳ほどの女従業員が、ズカズカと部屋の真ん中まで入ってきた。

光邦は、「え、私だけどなにか?」と従業員の太々しい態度にややたじろいだ。

「あ、そちらが光邦ね。なんか、別の世界から来た兵士という方が、ぜひ、アリアハンとかいう場所にお連れしたいとかで……」

「いや、あんたいきなり呼び捨てかい!
てか、なにがここに来てるのよ 」

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