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え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?

第8章 アーナル

アーナルは大きくあくびをしたあと、テーブルを指差した。

「なにがあったかよくわからないけど、あれでも食べてゆっくりしな」

テーブルには、透明のカバーが被さった料理が並んでいた。

「え? ちょっと、ここ、私がいなくなって、どのくらいたってるの?」

「だいたい、4、5時間くらいじゃないか?」

「え、そんなもん?」

どうやら、光邦が行った場所ではかなりの時間を体験したようだ。

ふと、なにかを思い出したのか、光邦は上着のポケットからサイコロを出した。

「それよりさぁ、超面白いこと覚えたわよ。チョットを呼んできてよ」

「チョットを呼んでなにをする気だ?」

「いいから、準備するから早く呼んできて」

アーナルは渋々ベッドから下りると、部屋を出る。

しばらくして、チョットを連れて戻ってきた。

「あ、光邦。生きて帰ってきたんですか?」とチョット。

「生きて残念だったみたいに言うんじゃない! とにかくこっちきて座れ!」

そういうと、光邦は床にカードらしき物を並べた。

「なにをやってるんですか?」

「すごく面白い遊びを覚えてきたから、やろうと思って」

「遊び?」とアーナルは首を傾げる。

「そう、ぱほっていうらしいわよ」

※くわしくは、掲示板または斗夢蒼也さんのリレー小説「ルイーダの酒場」にて。

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