え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第8章 アーナル
ぱほってなんぞや?
光邦の話では、連れ出された世界で流行っている、中毒性のあるパーティーゲームだという。三人以上から遊べ、六人までなはぱほ、その進化型で、六人以上二十人までの追加ルールがプラスされた、飲食を楽しみながらやると、さらに盛り上がるといった宴会ゲームになるとぱひ、それ以上の人数になれば、さらに追加ルールがプラスされ、より大きなイベント化とされるとぱへと呼ばれる。
ここには三人いるので、ぱほが出来る。
光邦はルールを説明し、サイコロを囲むようにして座った。
朝まで盛り上がり、結果、寝不足で宿を出ることになった。
アーナルは眠そうな目をこすり、「危険だな、ぱほ。アレは辞め時がわからないよ」とやや鼻息を荒くした。
「でしょ、これ、国に拡げたら盛り上がるわよ」
「我がターキー国が惑星の名前になれば、パーティーゲームとして売り出してもいいな」
「え、最後に残った国が星の名前になるの?」
「あぁ、ターキーの国王が私にそうおっしゃった」
そうなると、また一人勇者の命が失われることになる。
「ねぇ、アーナルさん、あなたが死んじゃったらどうするのさ」
「私が死ぬ? 私には地球で身に付けた技がある。絶対に負けない」
光邦の話では、連れ出された世界で流行っている、中毒性のあるパーティーゲームだという。三人以上から遊べ、六人までなはぱほ、その進化型で、六人以上二十人までの追加ルールがプラスされた、飲食を楽しみながらやると、さらに盛り上がるといった宴会ゲームになるとぱひ、それ以上の人数になれば、さらに追加ルールがプラスされ、より大きなイベント化とされるとぱへと呼ばれる。
ここには三人いるので、ぱほが出来る。
光邦はルールを説明し、サイコロを囲むようにして座った。
朝まで盛り上がり、結果、寝不足で宿を出ることになった。
アーナルは眠そうな目をこすり、「危険だな、ぱほ。アレは辞め時がわからないよ」とやや鼻息を荒くした。
「でしょ、これ、国に拡げたら盛り上がるわよ」
「我がターキー国が惑星の名前になれば、パーティーゲームとして売り出してもいいな」
「え、最後に残った国が星の名前になるの?」
「あぁ、ターキーの国王が私にそうおっしゃった」
そうなると、また一人勇者の命が失われることになる。
「ねぇ、アーナルさん、あなたが死んじゃったらどうするのさ」
「私が死ぬ? 私には地球で身に付けた技がある。絶対に負けない」