え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第9章 ナナミー国
夕食が終わり、ゲンブが後片付けをしている間、光邦、チョット、アーナルはウラユに、お笑いショーについて聞いていた。
ここで光邦はメイクを落とし、素顔光邦となって、必ずあるであろうウラユから同じ顔のことでイジられることを阻止した。
アーナルが先に、口を開く。
「あんた、ウラユと言ったな。そのショーってのは、いつからやるんだ?」
「明日から三日間。ユーチューバー根地旅梨のアフレコトークショー、3色パンティーズのコント、そして、私の漫才です」
「お前一人かい!」と洗い物をしているゲンブが、後ろからツッコミを入れる。
ウラユは親指を立てて、Goodと合図を送る。
「明日からか。あんたを呼んだ勇者ってのは、当日は来るのか?」
「さあ、わからないなぁ。なんか、戦わなきゃいけないんでしょ? 住民を戦いに巻き込みたくないし、笑って過ごしてほしいとか言ってたかなぁ……ところで、光邦さんは?」
「私、ここにいるわよ」
思わぬ方向から球を投げてきたことで、この娘やるわねと、普通に返答した光邦だったが、次の返しに身構えるウラユを見て、まるでラップバトルのバースのやり取りのような空気を感じた。
ここで光邦はメイクを落とし、素顔光邦となって、必ずあるであろうウラユから同じ顔のことでイジられることを阻止した。
アーナルが先に、口を開く。
「あんた、ウラユと言ったな。そのショーってのは、いつからやるんだ?」
「明日から三日間。ユーチューバー根地旅梨のアフレコトークショー、3色パンティーズのコント、そして、私の漫才です」
「お前一人かい!」と洗い物をしているゲンブが、後ろからツッコミを入れる。
ウラユは親指を立てて、Goodと合図を送る。
「明日からか。あんたを呼んだ勇者ってのは、当日は来るのか?」
「さあ、わからないなぁ。なんか、戦わなきゃいけないんでしょ? 住民を戦いに巻き込みたくないし、笑って過ごしてほしいとか言ってたかなぁ……ところで、光邦さんは?」
「私、ここにいるわよ」
思わぬ方向から球を投げてきたことで、この娘やるわねと、普通に返答した光邦だったが、次の返しに身構えるウラユを見て、まるでラップバトルのバースのやり取りのような空気を感じた。