え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第9章 ナナミー国
「おい、そんな目で見るな! この顔で生まれたんだから、しょうがないだろ!」
「アーナルちゃん、諦めなさい。ウラユちゃんと小デブくんは、私と同等にあなたを見てるから」
ゲンブは自分を指差し、「小デブじゃなく、ゲンブですが……」とポツリと呟いた。
しばらくして、光邦が機嫌直しに別世界で覚えてきた「ぱほ」と呼ばれるゲームをおしえところ、ウラユもゲンブもバカはまり。
眠るのも惜しいと、五人で楽しんでいた。
すると外から……
「ヴェーー」と謎の声。
これ、どうにかならないのと言いたげな表情を浮かべ、「誰か来たわよ」と光邦が扉を指差した。
アーナルは「放っておけ、今はこっちが大事だ」とゲームに夢中だ。
ウラユは少し迷ったのち、立ち上がって扉を開けた。
外から男性の声で、「あ、ウラユ様。これがステージのタイムスケジュールです。一日二回公演でよろしくお願いします」
その声を聞いて、アーナルと光邦が立ち上がった。
ウラユがゲンブを、一緒に聞けと手招きをする。
ゲンブは日本語だと安心し、玄関まで向かうが、その後ろからアーナルと光邦がついてくる。
外には一人男性と数人の兵士が、ならんでいるのが見えた。
「アーナルちゃん、諦めなさい。ウラユちゃんと小デブくんは、私と同等にあなたを見てるから」
ゲンブは自分を指差し、「小デブじゃなく、ゲンブですが……」とポツリと呟いた。
しばらくして、光邦が機嫌直しに別世界で覚えてきた「ぱほ」と呼ばれるゲームをおしえところ、ウラユもゲンブもバカはまり。
眠るのも惜しいと、五人で楽しんでいた。
すると外から……
「ヴェーー」と謎の声。
これ、どうにかならないのと言いたげな表情を浮かべ、「誰か来たわよ」と光邦が扉を指差した。
アーナルは「放っておけ、今はこっちが大事だ」とゲームに夢中だ。
ウラユは少し迷ったのち、立ち上がって扉を開けた。
外から男性の声で、「あ、ウラユ様。これがステージのタイムスケジュールです。一日二回公演でよろしくお願いします」
その声を聞いて、アーナルと光邦が立ち上がった。
ウラユがゲンブを、一緒に聞けと手招きをする。
ゲンブは日本語だと安心し、玄関まで向かうが、その後ろからアーナルと光邦がついてくる。
外には一人男性と数人の兵士が、ならんでいるのが見えた。