え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第2章 サバイバル
つまり、待っていれば、カエルが登る木にはなんらかの木の実や果物があるということだ。
二人はジッと見守った。
だが、より日が落ちてしまい、暗闇の中ではとても見にくい。
「なにか明かりはないの?」
『光には敏感です。それに、他の敵も集まってきます』
「少し目は慣れたけど、やっぱり見にくいわよ」
なんとなくだか、シルエットはわかる。
すると、カエルはゆっくりと、近くにあった太い木に登りはじめた。
『アーナル様、登りましたよ』
「あの木に食べ物があるのね」
『まだ、わかりません。なってる実によって、我々が食べられるものかどうかもわからないですから』
「すでにウンコ食ってるから、もうなんでも食えるわよ」
光邦は目を細め、暗闇にいるカエルの姿を見続ける。
どうやら、木の中央まで登っているようだ。
『キュージコージは、食事をする以外は木に登らないので、間違いないです』
「じゃあ、なにか実がなってるのね! なにかしら、果物かしら、木の実かしら」
チョットが、木の根元になにかが落ちてるのをみつけた。
『あ、なにか落ちてますよ』
「なにっ!? なにがある? 桃? みかん? ライチ? 栗? クルミ? 拾ってちょうだい」
チョットは、転がっているものを手に取る。
『拾いました』とそれを光邦に渡した。
「ありがとぉ~~……て、これ、あいつのウンコだね」
二人はジッと見守った。
だが、より日が落ちてしまい、暗闇の中ではとても見にくい。
「なにか明かりはないの?」
『光には敏感です。それに、他の敵も集まってきます』
「少し目は慣れたけど、やっぱり見にくいわよ」
なんとなくだか、シルエットはわかる。
すると、カエルはゆっくりと、近くにあった太い木に登りはじめた。
『アーナル様、登りましたよ』
「あの木に食べ物があるのね」
『まだ、わかりません。なってる実によって、我々が食べられるものかどうかもわからないですから』
「すでにウンコ食ってるから、もうなんでも食えるわよ」
光邦は目を細め、暗闇にいるカエルの姿を見続ける。
どうやら、木の中央まで登っているようだ。
『キュージコージは、食事をする以外は木に登らないので、間違いないです』
「じゃあ、なにか実がなってるのね! なにかしら、果物かしら、木の実かしら」
チョットが、木の根元になにかが落ちてるのをみつけた。
『あ、なにか落ちてますよ』
「なにっ!? なにがある? 桃? みかん? ライチ? 栗? クルミ? 拾ってちょうだい」
チョットは、転がっているものを手に取る。
『拾いました』とそれを光邦に渡した。
「ありがとぉ~~……て、これ、あいつのウンコだね」