え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第9章 ナナミー国
デンブは、頭にフードを被せる。
「体に絵を描いてくれる店を見付け、俺は、地球儀のような模様を描いてくれと頼んだ。だが、チクチクとさせたうえに、法外な金額を要求し、さらにはどんな塗料を使ったのか知らないが、一ヶ月してもなかなか落ちないのだクソがっ! 一ヶ月働いた給料の半分もってかれて、苦労したんだぜ!!」
デンブは、タトゥーを知らなかった。
「あんた、もっとよく学習しないといけないわよ。それ、一生消えないわよ」と光邦はデンブのフードをめくる。
「こいつ(地球儀のタトゥー)があるため、なにも背負った覚えがないのに、世界を背負う最強ニューハーフというキャッチフレーズをつけられたんだ」
俯きながら、デンブはフードを被る。
「でも、あなた、元がイケメンだから女性の姿をしても似合ってたし、踊りも素晴らしかったわよ。私、嫉妬してたんだから」と光邦は、デンブのフードをめくる。
「俺だって好きで女装して踊ってたわけじゃない! 女言葉も、女性になりきるのも大変だったんだぞ! てか、さっきからペロンペロンめくるんじゃねぇ!」
とデンブは声を荒げ、フードを被せる。
「あんたの地球儀姿見てたら安心するのよ。てか、そんなあんたが、なんでここに戻ってきて勇者になってんのよ! 」
「体に絵を描いてくれる店を見付け、俺は、地球儀のような模様を描いてくれと頼んだ。だが、チクチクとさせたうえに、法外な金額を要求し、さらにはどんな塗料を使ったのか知らないが、一ヶ月してもなかなか落ちないのだクソがっ! 一ヶ月働いた給料の半分もってかれて、苦労したんだぜ!!」
デンブは、タトゥーを知らなかった。
「あんた、もっとよく学習しないといけないわよ。それ、一生消えないわよ」と光邦はデンブのフードをめくる。
「こいつ(地球儀のタトゥー)があるため、なにも背負った覚えがないのに、世界を背負う最強ニューハーフというキャッチフレーズをつけられたんだ」
俯きながら、デンブはフードを被る。
「でも、あなた、元がイケメンだから女性の姿をしても似合ってたし、踊りも素晴らしかったわよ。私、嫉妬してたんだから」と光邦は、デンブのフードをめくる。
「俺だって好きで女装して踊ってたわけじゃない! 女言葉も、女性になりきるのも大変だったんだぞ! てか、さっきからペロンペロンめくるんじゃねぇ!」
とデンブは声を荒げ、フードを被せる。
「あんたの地球儀姿見てたら安心するのよ。てか、そんなあんたが、なんでここに戻ってきて勇者になってんのよ! 」