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見れば、インケイの背後には光邦がしがみついていた。

デンブは、慌てて、

「おい、光邦、お前なにやってんだ！」と引き離そうとするが、光邦の方が、力が強くビクともしない。

「裸の男が目の前にいるのよ！　我慢出来るわけないでしょ！」

「お前、だからといって、人が見ている前でよくできるな！　ちょっとは、慎め!」

「別の世界で、若い女二人が見ている前で、緑の体の、臭い巨漢デブの尻もいただいたわ。なんてことないわよ」

「ああああーーーっ！！」

インケイの悲鳴が部屋中に響く。

デンブはすぐさま、アーナルとチョットを部屋から出す。

「残念だが、国王はやつの生け贄となった。ことが収まるまでここにいよう」

「なんなの？　光邦は、なにをしようとしてるの？」

「アーナルは知らない方がいい。半生分のトラウマになる」

それを聞いてチョットが「私は、もう何度か見ております。２回見れば慣れました」

「お前もどうかしてるぞ」

やがて、悲鳴が聞こえなくなると、中から光邦がサッパリした顔で出てきた。

「ねぇ、私が射精したら国王が消えてなくなったわよ。なんで？」

「はぁっ！？」