え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第10章 ターキー国王
光邦が言った通り、国王は消えた。残った勇者は、アーナルとデンブの二人だ。
アーナルは、その場に座り込んだ。
命をかけた闘いをするため、国を背負って勇者となった身であり、その恐怖と緊張感から一気に解放され、力が抜けたのだ。
デンブも、膝から倒れこみ大の字に横たわる。
「そうか……終わったんだ。もう、戦わなくていいんだ」とデンブが言うと、今まで剣士として振る舞っていたアーナルが、突然、泣き出した。
その姿は、勇者というより、一人のか弱き女性に見えた。
光邦が、部屋に戻りショートパンツをはいてくると、ふぅ〜っと一息ついた。
「この星は、その昔、いろんな国があったわけでしょ。それを残り4つだけになっちゃってさぁ。それって、あの、ニセ国王のせいじゃない。もし、それを知らなかったら、どうなってたんでしょ」
「それをお前が阻止したって感じになっちまったな。ひょっとしたらよ、あのインケイとかいうのが、人の心を持って自ら阻止したのかもしれねぇし、もう、今となってはわかんないことだらけだ」とデンブは天井を見ながら言った。
まさか、戦争が光邦の射精によって終わるとは……。
光邦は、部屋の窓を開けた。
アーナルは、その場に座り込んだ。
命をかけた闘いをするため、国を背負って勇者となった身であり、その恐怖と緊張感から一気に解放され、力が抜けたのだ。
デンブも、膝から倒れこみ大の字に横たわる。
「そうか……終わったんだ。もう、戦わなくていいんだ」とデンブが言うと、今まで剣士として振る舞っていたアーナルが、突然、泣き出した。
その姿は、勇者というより、一人のか弱き女性に見えた。
光邦が、部屋に戻りショートパンツをはいてくると、ふぅ〜っと一息ついた。
「この星は、その昔、いろんな国があったわけでしょ。それを残り4つだけになっちゃってさぁ。それって、あの、ニセ国王のせいじゃない。もし、それを知らなかったら、どうなってたんでしょ」
「それをお前が阻止したって感じになっちまったな。ひょっとしたらよ、あのインケイとかいうのが、人の心を持って自ら阻止したのかもしれねぇし、もう、今となってはわかんないことだらけだ」とデンブは天井を見ながら言った。
まさか、戦争が光邦の射精によって終わるとは……。
光邦は、部屋の窓を開けた。