え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第11章 別れの日
中からチョットが、声をかける。
「光邦、宇宙船の整備工から連絡があって、船の点検が終わって燃料も満タンにしたから、すぐこちらに運んでくるそうです」
光邦は、口をキュッとすぼめる。
「もう少し余韻に浸りたかったわ。でも、しょうがないわね」
「お別れですね。私が、アーナル様と間違えて連れてきたせいで、大変な旅に引きずり込むようなかたちになって申し訳ございません」
「本物のアーナルを見て、こりゃ間違えて当然だわと思ったわ。てか、アーナルは素で化け物顔だってことよね。よく、デンブはこれ(光邦の顔)と一緒になろうとしたわね……だから、私にアーナルって名前をつけたんだろうけど、なんかねぇ」
デンブは、国王の存在が無くなったと、全世界に伝え、自身が犯罪と縛りのない自由な世界を作るため、惑星の長になり、すべての責任を持って守ることを誓った。
そして、数日後にはチョットは大臣となり、アーナルはターキーの新国王になることが決まった。
また、デンブの意志で、ナナミー、ガシ、トリセンナシの各国も復活し、新国王の誕生も新たに伝えた。
「みつくにぃーーっ!」とデンブが小走りでやってきた。
「あら、どうしたの? あなたも日本のお店に戻るの?」
「違う!」
「光邦、宇宙船の整備工から連絡があって、船の点検が終わって燃料も満タンにしたから、すぐこちらに運んでくるそうです」
光邦は、口をキュッとすぼめる。
「もう少し余韻に浸りたかったわ。でも、しょうがないわね」
「お別れですね。私が、アーナル様と間違えて連れてきたせいで、大変な旅に引きずり込むようなかたちになって申し訳ございません」
「本物のアーナルを見て、こりゃ間違えて当然だわと思ったわ。てか、アーナルは素で化け物顔だってことよね。よく、デンブはこれ(光邦の顔)と一緒になろうとしたわね……だから、私にアーナルって名前をつけたんだろうけど、なんかねぇ」
デンブは、国王の存在が無くなったと、全世界に伝え、自身が犯罪と縛りのない自由な世界を作るため、惑星の長になり、すべての責任を持って守ることを誓った。
そして、数日後にはチョットは大臣となり、アーナルはターキーの新国王になることが決まった。
また、デンブの意志で、ナナミー、ガシ、トリセンナシの各国も復活し、新国王の誕生も新たに伝えた。
「みつくにぃーーっ!」とデンブが小走りでやってきた。
「あら、どうしたの? あなたも日本のお店に戻るの?」
「違う!」