え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第3章 いざ王国へ……
穴の底には、数本の竹槍の間に挟まれた若い女性がいた。
女性は下から見上げ、光邦の姿を見て安堵の表情を見せる。
「あらまぁ……人がいるわね……どうしたの……大丈夫?」と光邦が声をかける。
「え、日本語!?」と女性は、驚いて口を手で塞ぐ。
「あら、あれ? 日本語……うそでしょ!?」と光邦は、イヤホンをはずした。
「うわっ、久しぶりに日本語聞いた~、嬉しいと同時に助けてと一緒にここから出して~」
「助けてと出しては、この場合同じだよね。待ってて、今からなんとかするからね」
赤いプレートに注意しつつ、歩いてきた方向に戻っていく。
チョットがまだ罠にかかったまま、その場に立ち竦んでいた。
「お待たせチョット」
「¶⇨♪∞♤⊿」
光邦は、イヤホンをはめた。
『声の主はわかりましたか?』
「わかった。なんか、穴の中に女性が落ちてて、出られないでいるのよ。助けるわよ」
光邦は、チョットの足からワイヤーロープの輪を外し、先まで伸びたワイヤーを、隠されている土の中から、引っ張りだした。その姿を現したワイヤーは、3メートル先の細い木に括られていた。
「なるほど、あれをはずせばいいのね」
ワイヤーをはずすため、その細い木を無理矢理にへし折った。
木自体も、モロくなっていたため、光邦の力でも簡単にへし折ることが出来た。
女性は下から見上げ、光邦の姿を見て安堵の表情を見せる。
「あらまぁ……人がいるわね……どうしたの……大丈夫?」と光邦が声をかける。
「え、日本語!?」と女性は、驚いて口を手で塞ぐ。
「あら、あれ? 日本語……うそでしょ!?」と光邦は、イヤホンをはずした。
「うわっ、久しぶりに日本語聞いた~、嬉しいと同時に助けてと一緒にここから出して~」
「助けてと出しては、この場合同じだよね。待ってて、今からなんとかするからね」
赤いプレートに注意しつつ、歩いてきた方向に戻っていく。
チョットがまだ罠にかかったまま、その場に立ち竦んでいた。
「お待たせチョット」
「¶⇨♪∞♤⊿」
光邦は、イヤホンをはめた。
『声の主はわかりましたか?』
「わかった。なんか、穴の中に女性が落ちてて、出られないでいるのよ。助けるわよ」
光邦は、チョットの足からワイヤーロープの輪を外し、先まで伸びたワイヤーを、隠されている土の中から、引っ張りだした。その姿を現したワイヤーは、3メートル先の細い木に括られていた。
「なるほど、あれをはずせばいいのね」
ワイヤーをはずすため、その細い木を無理矢理にへし折った。
木自体も、モロくなっていたため、光邦の力でも簡単にへし折ることが出来た。