え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第1章 ちょっと、待って!
万次郎は、このアプリでペットの犬との距離が縮まったと、嬉しそうに話す。
光邦は自分の携帯を出し、そのアプリを検索。そのアプリの名は、『ニャンボイスワントーク』
「あっ、あった! これ、インストールするのね」光邦は、仲間がやっていることは、自分もとりあえずやってみる好奇心旺盛なタイプ。
その様子を見ていた、オマーン小平板は同じようにアプリを立ち上げ、「壺菊さん(光邦の源氏名)、これ、アプリ内でカメラを起動させて目の前にいる動物や鳥に向けるの。そしたら、それがなんなのかをアプリのAIが認識して、会話が出来るようになっちゃうの。私は、コードレスのイヤホンマイクを使って会話してるわよ」と自分の耳にイヤホンをつけてみせる。
「へぇ、みんなやってるね。じゃ、私も今日からアニマルトークしてみようかしら」と、光邦もコードレスのイヤホンマイクを出した。
そして、何気に控室の空を舞っている蛾に、カメラを向ける。
すると、『ポン』と音がした。AIが読み込んだのだ。
耳にはめたイヤホンの奥から、AIの声で「気にいってた女が蜘蛛にやられた」と聞こえてきた。
今飛んでいる蛾の声を、拾って訳していた。
「えーー、うそうそ、マジで~」と驚く光邦。
小平板が笑みを浮かべ、「あ、そこにいる蛾の声を聞いたんだ。かわいそう、好きなメスが食べられちゃったのねぇ」とどうやら同じ声を聞いたようだ。
光邦は自分の携帯を出し、そのアプリを検索。そのアプリの名は、『ニャンボイスワントーク』
「あっ、あった! これ、インストールするのね」光邦は、仲間がやっていることは、自分もとりあえずやってみる好奇心旺盛なタイプ。
その様子を見ていた、オマーン小平板は同じようにアプリを立ち上げ、「壺菊さん(光邦の源氏名)、これ、アプリ内でカメラを起動させて目の前にいる動物や鳥に向けるの。そしたら、それがなんなのかをアプリのAIが認識して、会話が出来るようになっちゃうの。私は、コードレスのイヤホンマイクを使って会話してるわよ」と自分の耳にイヤホンをつけてみせる。
「へぇ、みんなやってるね。じゃ、私も今日からアニマルトークしてみようかしら」と、光邦もコードレスのイヤホンマイクを出した。
そして、何気に控室の空を舞っている蛾に、カメラを向ける。
すると、『ポン』と音がした。AIが読み込んだのだ。
耳にはめたイヤホンの奥から、AIの声で「気にいってた女が蜘蛛にやられた」と聞こえてきた。
今飛んでいる蛾の声を、拾って訳していた。
「えーー、うそうそ、マジで~」と驚く光邦。
小平板が笑みを浮かべ、「あ、そこにいる蛾の声を聞いたんだ。かわいそう、好きなメスが食べられちゃったのねぇ」とどうやら同じ声を聞いたようだ。