え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第3章 いざ王国へ……
「はぁ~、ごちそうさまでした」
「お味は大丈夫でした?」とウラユが、恐る恐る尋ねる。
光邦は、赤い唇の両端を上げ、
「いやぁ、美味しかったわよ。こんな言い方は失礼だけど、たとえ不味くても今の私なら食べれた。でも、不味いなんてとんでもないわ、お世辞抜きに美味しかったわ」
チョットも美味しかったようだ。右手中指を立てて、手の甲を相手に向けた。これは、この星で「Good」や「一番」を意味する。
「よかったぁ~、実は前の世界で顔色が死んでる家政婦さんに料理を教わったの。その応用を試してみたんです」
嬉しそうに目を閉じて、よくやったと自分を称える。
腹が膨れたチョットと光邦は、グイッとドリンクを口に流す。
「ぷはぁ~、お茶も美味しい。満足よ、本当。お金を払いたいけど、なにも持ってないから……」
「そんな、気を使わないでください。私の気持ちですから。お茶のお代わりはいかが?」
「そぉ~お、いただくわ、で、なんのお茶?」
「粉末にしたハナチャンのおしっこを……」
光邦は、思いっきりチョットに向かって吹き出した。
「お、お、おしっこぉぉーっ! なんなのこの星、ウンコ食ったりおしっこ飲んだり、そんなのばかりじゃない」
「お味は大丈夫でした?」とウラユが、恐る恐る尋ねる。
光邦は、赤い唇の両端を上げ、
「いやぁ、美味しかったわよ。こんな言い方は失礼だけど、たとえ不味くても今の私なら食べれた。でも、不味いなんてとんでもないわ、お世辞抜きに美味しかったわ」
チョットも美味しかったようだ。右手中指を立てて、手の甲を相手に向けた。これは、この星で「Good」や「一番」を意味する。
「よかったぁ~、実は前の世界で顔色が死んでる家政婦さんに料理を教わったの。その応用を試してみたんです」
嬉しそうに目を閉じて、よくやったと自分を称える。
腹が膨れたチョットと光邦は、グイッとドリンクを口に流す。
「ぷはぁ~、お茶も美味しい。満足よ、本当。お金を払いたいけど、なにも持ってないから……」
「そんな、気を使わないでください。私の気持ちですから。お茶のお代わりはいかが?」
「そぉ~お、いただくわ、で、なんのお茶?」
「粉末にしたハナチャンのおしっこを……」
光邦は、思いっきりチョットに向かって吹き出した。
「お、お、おしっこぉぉーっ! なんなのこの星、ウンコ食ったりおしっこ飲んだり、そんなのばかりじゃない」