え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第3章 いざ王国へ……
光邦は、チョットを前に、押し出す。
「あんたが原因なら、なんとか言ってやりなさいよ」と窓を開けた。
外からはまるで、風が吹くように兵士からの声が飛んだ。
「ターキー国副大臣ことチョットよぉーっ、そこにいることはわかっている。素直に出てこなければ、ブラックメーバの餌食となれ」
「あの、そこの大きいあなた」と光邦は、声を上げている兵士を呼びかける。
「俺のことか、なんだ?」
「チョットさん出す前に、あの一応、入星許可貰ってここに住んでる地球人の娘さんがいるんだけど、ほんのわずかな時間だけ、外で用事させてもらっていい? あの、こんだけの兵士さんがいたら怖がるからさ。それ終わったら、黒い物に囲まれてるチョットを連れ出してくれたらいいから」
「うむ……まあ、我々の目的は、チョット一人だからな。女が生活しているのであれば、邪魔は出来ぬ。よし、その用事が済むまで待ってやろう」
「許可もらったから、ウラユちゃんお願いします」
ウラユは、小声ですいませんと頭を下げると、一度外に出て小屋の裏側にまわった。
そして、1本の20センチほどのガラスの容器を手にし、再び中に入った。
「なんか、すんなりと作業できました」と白い幼虫が入ったガラスの容器をチョットに渡した。
「耐熱板を下にして、ブラックメーバの上に置きましょう」
「あんたが原因なら、なんとか言ってやりなさいよ」と窓を開けた。
外からはまるで、風が吹くように兵士からの声が飛んだ。
「ターキー国副大臣ことチョットよぉーっ、そこにいることはわかっている。素直に出てこなければ、ブラックメーバの餌食となれ」
「あの、そこの大きいあなた」と光邦は、声を上げている兵士を呼びかける。
「俺のことか、なんだ?」
「チョットさん出す前に、あの一応、入星許可貰ってここに住んでる地球人の娘さんがいるんだけど、ほんのわずかな時間だけ、外で用事させてもらっていい? あの、こんだけの兵士さんがいたら怖がるからさ。それ終わったら、黒い物に囲まれてるチョットを連れ出してくれたらいいから」
「うむ……まあ、我々の目的は、チョット一人だからな。女が生活しているのであれば、邪魔は出来ぬ。よし、その用事が済むまで待ってやろう」
「許可もらったから、ウラユちゃんお願いします」
ウラユは、小声ですいませんと頭を下げると、一度外に出て小屋の裏側にまわった。
そして、1本の20センチほどのガラスの容器を手にし、再び中に入った。
「なんか、すんなりと作業できました」と白い幼虫が入ったガラスの容器をチョットに渡した。
「耐熱板を下にして、ブラックメーバの上に置きましょう」