
え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第4章 ターキー国
チョットは話しはじめる。
「国王に、アーナル様を連れてこいと言われて、私はお屋敷の部屋にいるものだと思い、呼びにいったんですが、もぬけの空でして、その事を国王に伝えたら、探してこいと……」
「それだけ? もっと理由あるでしょ」
「だから、国王がどういった理由でアーナル様を呼んでいたのかがわかりません。アーナル様は過去に家出をされてまして、その時に地球に行ったことがあるそうですが、アーナル様が向かったのは、ニューメキシコという地球にある都市でして、なにかのアクシデントで乗っていた宇宙船が故障して墜落したんです。その時、ペットを連れていったのですが、墜落時にペットは死に、アーナル様は逃げて隠れていたそうです。そしたら……」
「ちょっと待って、それいつ頃?」
「地球でいうと、1947年7月とか……」
「それ、ロズウェル事件(※)でしょ。米軍に宇宙船を回収されたんじゃないの?」
「よくご存じで」
「それが、アーナルなん! 嘘やろロズウェル関係してる宇宙人の惑星におるんかい! て、ことは回収された宇宙人の死体って……」
「あ、あの動物ですね。アーナル様がペットにしてました」
チョットが指差したところにいたのは、体は細いが腹はデカく、頭が大きく目が黒い二足歩行の物体だった。
「あれは、人の言葉をすぐ覚えて、我々の代わりにいろいろな作業も出来る賢い動物でして……あれ?」
光邦は立ったまま気を失っていた。
※この物語はノンフィクションです(違うから!)
「国王に、アーナル様を連れてこいと言われて、私はお屋敷の部屋にいるものだと思い、呼びにいったんですが、もぬけの空でして、その事を国王に伝えたら、探してこいと……」
「それだけ? もっと理由あるでしょ」
「だから、国王がどういった理由でアーナル様を呼んでいたのかがわかりません。アーナル様は過去に家出をされてまして、その時に地球に行ったことがあるそうですが、アーナル様が向かったのは、ニューメキシコという地球にある都市でして、なにかのアクシデントで乗っていた宇宙船が故障して墜落したんです。その時、ペットを連れていったのですが、墜落時にペットは死に、アーナル様は逃げて隠れていたそうです。そしたら……」
「ちょっと待って、それいつ頃?」
「地球でいうと、1947年7月とか……」
「それ、ロズウェル事件(※)でしょ。米軍に宇宙船を回収されたんじゃないの?」
「よくご存じで」
「それが、アーナルなん! 嘘やろロズウェル関係してる宇宙人の惑星におるんかい! て、ことは回収された宇宙人の死体って……」
「あ、あの動物ですね。アーナル様がペットにしてました」
チョットが指差したところにいたのは、体は細いが腹はデカく、頭が大きく目が黒い二足歩行の物体だった。
「あれは、人の言葉をすぐ覚えて、我々の代わりにいろいろな作業も出来る賢い動物でして……あれ?」
光邦は立ったまま気を失っていた。
※この物語はノンフィクションです(違うから!)
