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え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?

第4章 ターキー国

チョットも、屋敷を直視したまま微動だにしない。

そんなチョットの背中を、手でグイグイと押してみるが、猛反発で跳ね返される。

「え、あんた、そんなに嫌なの?」

「嫌いではないのですが、怖いんですよ。もし、アーナル様が偽者だとバレたら……」

「連れてきたあなたが悪いんでしょ。それに、私は開き直ってるわよ。死ななきゃいいと思うようになってきたから、生きていけるなら……でも、バレたら殺される?」

「殺しはしないでしょ……たぶん。でも、それに値する拷問はあるかも」

「やめてよね! それ聞いたら、私も入れなくなるじゃないの」

「アーナル様、なぜ、我々の喋りが多くなって国王になかなか会えないか、わかりますか?」

「なんでよ」

「とりあえず理由だけ喋らせて、時間取って、四つある国王のキャラクター像候補の中から、作者が選べないでいるからです」

「いや、その裏話、本編でしないでよ!
やるなら、日記で書きなさいよ! ホント、ここはなんでもありよね。決められないなら、アンケートで決めればいいじゃないの 」

「それは出来ません」

「どうして?」

「しおりを挟んでる読者が少なすぎて同票が生まれる可能性があります」

「だったら、あみだくじでもしなさいよ!」

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