
この夏、君に溺れた
第3章 先生の部屋へ居候
「おはよ、芽依。」
友達の美羽ちゃんが、席を取ってくれている。
「おはよ。」
テキストをバックから出して、昨日の続きを開く。
「なんか芽依、変わった?」
「へっ?」
私、何かした?
思い返しても、席に座ってテキストを取り出しただけだ。
「大人っぽくなった。もしかして、彼氏できた?」
「えっ……」
彼氏。
頭の中で先生が思い浮かぶ。
「いやあ……違うかも。」
「じゃあ、好きな人?」
好きな人……
「それも違うかも。」
「なによ、芽依。面白くない。」
急に不貞腐れる美羽ちゃん。
「面白くないって、美羽ちゃん、私たち受験生だよ?恋愛とかしてる暇ないって。」
なんとか美羽ちゃんのご機嫌を直るように、両肩を横から揉む。
「まあね。でも、それぐらいなかったら、この辛い受験戦争、勝てないわけですよ。」
「まあまあまあ。美羽ちゃん、落ち着いて。」
友達の美羽ちゃんが、席を取ってくれている。
「おはよ。」
テキストをバックから出して、昨日の続きを開く。
「なんか芽依、変わった?」
「へっ?」
私、何かした?
思い返しても、席に座ってテキストを取り出しただけだ。
「大人っぽくなった。もしかして、彼氏できた?」
「えっ……」
彼氏。
頭の中で先生が思い浮かぶ。
「いやあ……違うかも。」
「じゃあ、好きな人?」
好きな人……
「それも違うかも。」
「なによ、芽依。面白くない。」
急に不貞腐れる美羽ちゃん。
「面白くないって、美羽ちゃん、私たち受験生だよ?恋愛とかしてる暇ないって。」
なんとか美羽ちゃんのご機嫌を直るように、両肩を横から揉む。
「まあね。でも、それぐらいなかったら、この辛い受験戦争、勝てないわけですよ。」
「まあまあまあ。美羽ちゃん、落ち着いて。」
