
この夏、君に溺れた
第4章 朝も昼も夜も
「いるだろう。小さくてパンツ見えそうな感じで走ってる女の子が。」
「なっ!」
パンツ! パンツ見えそうって!!
「猫バスで見つけた時、トウモロコシ持ちながら泣きべそかいてたメイちゃんだよ。」
失笑している先生に、口を尖らせた。
「うわっ!益々メイにそっくり。」
もう限界。
私は先生の体を、何度も叩き始めた。
「痛い痛い!止めろって!」
もう一回おまけに叩いてやろうかと思ったのに、それは簡単に先生の手に阻まれた。
「芽依、もう終わり。」
不意にも名前で呼ばれた事に、心臓が高鳴る。
「だって……」
「だって?」
「……そんなパンツ見せてるような子供じゃないもん。」
わかってる。
先生から見たら、まだまだ泣きべそかいてるメイちゃんと同じだって。
「そうだな。」
先生はその一言だけ言い残すと、クルっとテーブルの方を向き、また小説の続きを書き始めた。
「なっ!」
パンツ! パンツ見えそうって!!
「猫バスで見つけた時、トウモロコシ持ちながら泣きべそかいてたメイちゃんだよ。」
失笑している先生に、口を尖らせた。
「うわっ!益々メイにそっくり。」
もう限界。
私は先生の体を、何度も叩き始めた。
「痛い痛い!止めろって!」
もう一回おまけに叩いてやろうかと思ったのに、それは簡単に先生の手に阻まれた。
「芽依、もう終わり。」
不意にも名前で呼ばれた事に、心臓が高鳴る。
「だって……」
「だって?」
「……そんなパンツ見せてるような子供じゃないもん。」
わかってる。
先生から見たら、まだまだ泣きべそかいてるメイちゃんと同じだって。
「そうだな。」
先生はその一言だけ言い残すと、クルっとテーブルの方を向き、また小説の続きを書き始めた。
