
この夏、君に溺れた
第4章 朝も昼も夜も
面倒くさがられた。
いちいち相手にしてたら、肝心の執筆が進まない。
絶対そう思われた。
お風呂に入った後、髪を乾かしながら、明日、塾に行く準備をする。
いつもはここで、宿題忘れたとか、辞書がない参考書がないだの騒ぐけれども、我慢する。
もう先生の邪魔はしたくない。
そう言ってる矢先に、早速明日使う辞書が行方不明。
あ〜あ。
私、何やってるんだろう。
軽くため息をつきながら、辺りを探す。
確か日中、ここで使った気がした。
早く探さなきゃ。
でなければ、また先生の、
「何探してんの?」
ほら、始まった。
「あっ、いや。自分で探します。」
「一人で探すより、二人で探した方が、早いだろ。」
そう言って先生は、執筆している手を止めて、私の側に来た。
「で?何?」
黙っていると、私のバッグの横を、右や左に体を揺らしながら詮索。
「もしかして、辞書?」
いちいち相手にしてたら、肝心の執筆が進まない。
絶対そう思われた。
お風呂に入った後、髪を乾かしながら、明日、塾に行く準備をする。
いつもはここで、宿題忘れたとか、辞書がない参考書がないだの騒ぐけれども、我慢する。
もう先生の邪魔はしたくない。
そう言ってる矢先に、早速明日使う辞書が行方不明。
あ〜あ。
私、何やってるんだろう。
軽くため息をつきながら、辺りを探す。
確か日中、ここで使った気がした。
早く探さなきゃ。
でなければ、また先生の、
「何探してんの?」
ほら、始まった。
「あっ、いや。自分で探します。」
「一人で探すより、二人で探した方が、早いだろ。」
そう言って先生は、執筆している手を止めて、私の側に来た。
「で?何?」
黙っていると、私のバッグの横を、右や左に体を揺らしながら詮索。
「もしかして、辞書?」
