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騎士様は私のボディーガード

第8章 騎士様、行かないで!

その時、ガチャッと玄関の扉が開いた。



「シリウス……?」

「ミオ、どうして電気つけてないんだ?」

「……っ……」



私は廊下を足早に歩いて、シリウスに抱きついた。



「ミオ……どうした?」

「シリウスっ……お願い、キスしてっ……」



シリウスは私の気持ちを察してくれたのか、すぐに強く抱きしめてくれた。
そして深いキスをする。



「んっ……んんっ……」



深くて蕩けるようなキスに力が入らなくなると、シリウスは私を横抱きにして、ベッドに連れて行ってくれた。


そしてスーツの上着を脱いで、私の上に覆い被さってきた。



「……寂しくなったのか?」

「うん……」



シリウスは私の頬を撫でながら、おでこに優しいキスを落とす。



「今日遅くなるって言ってたけど、早く帰って来て正解だったな」

「ごめんね、シリウス……」

「俺が一番守りたいのはミオだから、気にするな」



そう言ったシリウスの言葉に胸が締め付けられる。

さっき伊藤さんにも同じようなこと言われたけど、全然重みが違った。



「シリウス、好きっ……」



私は腕を伸ばし、自らシリウスにキスをした。

舌を絡ませ、シリウスの唾液を吸う。



「ん……ミオっ……いつからそんなにキスがうまくなったんだ?」

「シリウスが教えてくれたからっ……」

「ああ、やばいな……今めちゃくちゃミオを抱きたい」




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