テキストサイズ

騎士様は私のボディーガード

第9章 騎士様、愛してます♡

「ドSって……それは、ミオが煽るからだろ」



シリウスは私の腰を掴むと、ぐっと深く沈み込んだ。



「あっ……!」



また奥まで……入ってくるっ……



「ミオが最初からそんな顔して、俺の理性を狂わせるから……」

「……あっ、あっ、シリウスっ……だめっ……」



シリウスのピストンが早くなる。
私が感じてしまうところばかり突いて、おかしくなる。



「俺をドSに目覚めさせたのは、ミオだからな」

「あっ……あああっ………!!」



瞬間、私は意識を手放した───。






なにか、お日様の匂いがする。


青い空と草原がどこまでも広がる場所で、私は小さな子供の手を握って、ある人の帰りを待っていた。


帰りが遅いのを心配していると、子供は私の手を引き、


『ママ、パパが帰ってきたよ!』


そう笑顔で言って、彼の元へ連れて行ってくれた。


彼は私に気づくと、


『ただいま、ミオ』


と、優しく抱きしめてくれた。



『ミオ……愛してる……』


「ミオ」



私はハッと目を覚ました。



「夢……?」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ