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騎士様は私のボディーガード

第9章 騎士様、愛してます♡

「……何か夢を見たのか?」



隣で添い寝しているシリウスが、優しい眼差しで見つめてきた。



「……私……ある人をずっと待ってたの……小さな男の子と手を繋いで一緒に……」

「えっ……」

「そしたら『ママ、パパが帰ってきたよ!』って、彼のもとに連れて行ってくれて……」

「ミオ、それって……」



私は、はにかんだ。



「たぶん、私とシリウスの子供かなっ……」



するとシリウスは、ガバッと私に覆いかぶさった。



「じゃあ、正夢に──するか?」

「えっ……」



シリウスは私に深いキスをした。



「……正夢にするっ……したいっ……シリウスの、全部、欲しいっ……」

「……ミオっ……」



それから私とシリウスは、何度も身体を重ねて愛し合った。



シリウスの強くて優しいところも、
ドSでエッチなところも、
私を全力で愛して守ってくれるところも、


全部、大好き。


ずっとあなたを、愛してます。





──翌日。



「ミオ、行ってくる」



そう言って、初めて会った時と同じ格好をして、シリウスは私の部屋から旅立って行った。




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