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騎士様は私のボディーガード

第1章 騎士様、降臨です!?

その時、再びバチバチと壁の穴のそばで大きな音がした。



「穴が……小さくなっていく?」



それを見てコスプレ男は帝国軍たちを壁の穴の中へと放り投げた。
壁の穴は更に小さくなっていく。



「ねえ……もしかして、あなたもこの穴の中から来たんじゃない?」



私が思わずそう言うと、コスプレ男は大きく目を見開いた。



「だったら、閉じる前に早くっ……」



しかしコスプレ男はなぜか私を抱きしめた。



「!?」

「男たちにどこ触られた?」

「へっ? ちょっと、今そんなこと言ってる場合じゃ……」

「ここか?」



コスプレ男は私の首筋を指でなぞる。



「んっ」



思わず声が出てしまい自分でも驚いていると、コスプレ男は調子に乗って首に顔を埋めてきた。



「やっ……ちょっ……待って、こんなことしてたら穴がっ……」

「いいぜ、こっちの穴になら入ってやるよ」



そう言って私の股を触ろうとしたコスプレ男を、今までにないくらいの力で突き飛ばしたのは言うまでもない。




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