騎士様は私のボディーガード
第11章 騎士様、ボディーガードです!
それから居酒屋を出ると、朝比奈さんが車を準備して待っていた。
「お疲れ様です、美桜さん」
車から降りてきたスーツ姿の朝比奈さんを見て、広瀬さんが驚く。
「えっ、誰よ、このイケメンっ……」
「はじめまして。私、こういう者です」
朝比奈さんは名刺を広瀬さんに渡す。
「民間警備会社!? えっ……ボディーガード!?」
「何かありましたら、ご相談承りますよ。あなたの身をお守りいたします」
広瀬さんはびっくりしていたけど、「ありがとう、考えとくわ」と言ってその場を去って行った。村上さんと白石さんは広瀬さんを駅まで送って行った。
「美桜さん、自宅まで送ります」
「はい、お願いします……」
私は車の中で、さっき広瀬さんから聞いたことを考えていた。
やっぱりもう、会社は辞めるべきだって思った。
でも私が辞めたらまた次入ってくる子が犠牲になってしまう。
一体どうしたら……。
「恐らく決定的な証拠がないと、また彼らはうまく隠蔽するでしょうね」
自宅に着いてから朝比奈さんに相談すると、やっぱり決定的な証拠が必要だとわかった。
でも今日の伊藤さんとの会話じゃ不十分だ。白石さんが職人さんと広瀬さんの会話も録音してたけど、それでもまだ弱い。
「お疲れ様です、美桜さん」
車から降りてきたスーツ姿の朝比奈さんを見て、広瀬さんが驚く。
「えっ、誰よ、このイケメンっ……」
「はじめまして。私、こういう者です」
朝比奈さんは名刺を広瀬さんに渡す。
「民間警備会社!? えっ……ボディーガード!?」
「何かありましたら、ご相談承りますよ。あなたの身をお守りいたします」
広瀬さんはびっくりしていたけど、「ありがとう、考えとくわ」と言ってその場を去って行った。村上さんと白石さんは広瀬さんを駅まで送って行った。
「美桜さん、自宅まで送ります」
「はい、お願いします……」
私は車の中で、さっき広瀬さんから聞いたことを考えていた。
やっぱりもう、会社は辞めるべきだって思った。
でも私が辞めたらまた次入ってくる子が犠牲になってしまう。
一体どうしたら……。
「恐らく決定的な証拠がないと、また彼らはうまく隠蔽するでしょうね」
自宅に着いてから朝比奈さんに相談すると、やっぱり決定的な証拠が必要だとわかった。
でも今日の伊藤さんとの会話じゃ不十分だ。白石さんが職人さんと広瀬さんの会話も録音してたけど、それでもまだ弱い。