騎士様は私のボディーガード
第11章 騎士様、ボディーガードです!
まさかそんな事実があったなんて……
全部会社ぐるみでのセクハラだったなんて……
私は気持ち悪くて吐きそうになった。
「大丈夫ですか? 楠さん」
白石さんと村上さんが心配してくれる。
「はあっ……もうあんた真実知ったんだから、すぐに辞めなさいよ!?」
「広瀬さんっ……」
「だから言ったでしょ? この会社の事務員は私一人で十分だって」
「広瀬さん、まさか……」
「私が嫌がらせしてるうちに辞めれば良かったのよ!」
じゃあ広瀬さんは私のためを思って……?
「まあでも……もしかしたらあんたも私みたいに耐えれるタイプなのかもって思って試したこともあったけど、やっぱりこんなの私しか耐えれないわよね……」
「広瀬さん……」
「耐えるなんておかしいですよ。どうしてあなたがそこまでして会社に奉仕しなければいけないんですか?」
村上さんが広瀬さんに言い放つ。
「会社はあなたを守ってくれない。あなたはもっと自分を大切にするべきです」
「……っ……」
村上さんの言葉に、広瀬さんの瞳が揺れる。
「……ありがとう、祐司っ……」
広瀬さんは肩を震わせて涙を流した。
全部会社ぐるみでのセクハラだったなんて……
私は気持ち悪くて吐きそうになった。
「大丈夫ですか? 楠さん」
白石さんと村上さんが心配してくれる。
「はあっ……もうあんた真実知ったんだから、すぐに辞めなさいよ!?」
「広瀬さんっ……」
「だから言ったでしょ? この会社の事務員は私一人で十分だって」
「広瀬さん、まさか……」
「私が嫌がらせしてるうちに辞めれば良かったのよ!」
じゃあ広瀬さんは私のためを思って……?
「まあでも……もしかしたらあんたも私みたいに耐えれるタイプなのかもって思って試したこともあったけど、やっぱりこんなの私しか耐えれないわよね……」
「広瀬さん……」
「耐えるなんておかしいですよ。どうしてあなたがそこまでして会社に奉仕しなければいけないんですか?」
村上さんが広瀬さんに言い放つ。
「会社はあなたを守ってくれない。あなたはもっと自分を大切にするべきです」
「……っ……」
村上さんの言葉に、広瀬さんの瞳が揺れる。
「……ありがとう、祐司っ……」
広瀬さんは肩を震わせて涙を流した。