騎士様は私のボディーガード
第15章 騎士様、あなたは誰ですか?
「うん……うん……わかった。ありがとう、お母さん」
私は酒井さんからストーカーされたことを母に報告すると、電話を切った。
お母さんは最初すごく戸惑っていたけど、『今まで気づかなくてごめんね』と謝ってくれた。
そしてしばらくはお父さんの面倒を見るから、こっちのことは心配しなくていいと言ってくれた。
良かった……お母さんがお父さんのことを受け入れてくれて。
前みたいに三人で暮らすことはできないかもしれないけど、でもさすがにお母さんもあんな状態のお父さんをほっとくわけにはいかなかったみたい。
それに今は酒井さんのことでお母さんもちょっと参ってるみたいで……手のかかるお父さんがいれば気を紛らわすことができるから、ちょうどいいって。
もう、お母さん……素直じゃないんだから。
きっと大丈夫だよね。
お母さんのことは、お父さんが守ってくれるよね……。
その時、コンコンと扉をノックする音が響いた。
「あ、はい、どうぞ」
慌てて返事をすると、白石さんが入ってきた。
「美桜さん、食事の用意ができたんでどうぞ」
「あっ、ありがとうございます」
私は今、乙姫社長の家にいる。
といっても本宅じゃなく、セカンドハウスらしくて、そこに避難させてもらっている。
私は酒井さんからストーカーされたことを母に報告すると、電話を切った。
お母さんは最初すごく戸惑っていたけど、『今まで気づかなくてごめんね』と謝ってくれた。
そしてしばらくはお父さんの面倒を見るから、こっちのことは心配しなくていいと言ってくれた。
良かった……お母さんがお父さんのことを受け入れてくれて。
前みたいに三人で暮らすことはできないかもしれないけど、でもさすがにお母さんもあんな状態のお父さんをほっとくわけにはいかなかったみたい。
それに今は酒井さんのことでお母さんもちょっと参ってるみたいで……手のかかるお父さんがいれば気を紛らわすことができるから、ちょうどいいって。
もう、お母さん……素直じゃないんだから。
きっと大丈夫だよね。
お母さんのことは、お父さんが守ってくれるよね……。
その時、コンコンと扉をノックする音が響いた。
「あ、はい、どうぞ」
慌てて返事をすると、白石さんが入ってきた。
「美桜さん、食事の用意ができたんでどうぞ」
「あっ、ありがとうございます」
私は今、乙姫社長の家にいる。
といっても本宅じゃなく、セカンドハウスらしくて、そこに避難させてもらっている。