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騎士様は私のボディーガード

第3章 騎士様、違反です!!

「──って、なんで裸なの!?」



起き上がってシリウスに向き直ると、シリウスは上半身裸だった。



「服を脱げと言ったのはお前だ。それに──先に俺に近づいてきたのもお前だぞ、ミオ」

「えっ!?」

「朝方、お前がゴロゴロ転がってきて俺の背中にくっついてきたんだ。覚えてないのか?」

「!」



よく見れば、昨夜自分が寝た場所からかなり移動していることに気がついた。



まさか自分の寝相の悪さが原因だったとは……。



「うっ……だからって、触っていいわけじゃないんだからっ……!」



私はフンッとそっぽを向いた。



「そういえば、隣の奴は出て行ったようだぞ」

「あ……」



私は壁に掛けてある時計を見た。



「もう10時……」



昨日の出来事の疲れもあったせいか、ぐっすり眠ってしまったらしい。




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