騎士様は私のボディーガード
第3章 騎士様、違反です!!
「……やっ……」
嘘でしょ……!?
まさか胸を揉んでくるなんて……!
寝ぼけてる?
ううん──さっきハッキリと私の名前読んでたし、わざとだ。
てか、なにこれ……
胸を揉まれるのって、こんなに気持ちいいの……?
私、初めてなのに……
「……んっ……」
胸の先端を触られて、思わず声が漏れてしまった。
「ミオ──もっとお前の声を聞かせてくれ」
「……っ!」
ダメっ、こんなの……
こんなの……
こんなの……
「だめえぇぇっ──!!」
私はシリウスの手の甲をおもいっきりつねった。
「い"っ!?」
「もう、シリウスの馬鹿!! 私に触らないでって約束したのに、なんで平気で破るの!?」
手の甲をつねったのが痛かったのか、シリウスはすんなり私を解放してくれた。