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騎士様は私のボディーガード

第5章 騎士様、デートです♡

「なんかすみません、こんなこと相談して……。あっ、俺なんか飲み物買って来ますよ!」



俊輔さんは慌てて売店の方に走って行った。



「はあ……」



でももし両想いになったって、ウラユもシリウスもこの世界の住人じゃないから、元の世界に帰らなくちゃいけない。

俊輔さんはそのことを知らない。
だから両想いになんてならない方がいいかもしれない。

私ももうこれ以上はシリウスに振り回されないようにしなきゃ……。



「ね~ね~、君一人ぃ?」



考えごとをしていたら、いつの間にか知らない男たちが私を囲んでいた。



「一人なら俺たちと遊ぼうよ~」



男たちはニヤニヤと笑っている。



「あの、友達を待ってるのでっ……」



そう言ってベンチから立ち上がろうとすると、



「じゃあ友達が来るまで俺たちと遊ぼうよ~」



金髪の男がナイフをちらつかせてきた。



「……っ……」



本物? 偽物?
どっちにしろ、こんな大勢に囲まれてたら逃げられない。




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