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騎士様は私のボディーガード

第5章 騎士様、デートです♡

私はシリウスにキスされたことを思い出した。
初めての時はびっくりしたけど、二回目された辺りから正直、シリウスのこと気になり始めてる。



「えっ……キ、キ、キス!? 何言ってるんですか、美桜さん!! そんなことしたら俺嫌われちゃいますよ!!」



若干、顔を真っ赤にしながら俊輔さんが叫んだ。



「そんなの……両想いになってからじゃないとできないですよ!! それに相手が嫌がったらショックだし、俺はウラユの気持ち大事にしたいんで……」

「そ、そうだよねっ……付き合う前からキスするなんてありえないよね……」



俊輔さんの言葉がグサッと胸に刺さった。



そうだよね、やっぱりそういうことは相手の同意ありきだよね……。
ウラユの気持ちを大事にしたいっていう俊輔さんの気持ち、すごくわかる。



でもシリウスは私の気持ち無視して、キスしたり触ったりする。
それは私のこと、簡単にヤれる相手だと思ってるから?
もしかして私は都合のいい女……なの?



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