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騎士様は私のボディーガード

第5章 騎士様、デートです♡

「シリウスっ……シリウス、待って!」



私は歩みを止めて、手を振り払った。



「……ミオ?」



シリウスはなぜ?という顔をしている。



「シリウス、私……まだそういうのはっ……」

「……」



変な空気が流れる。



わかってる……

こんなのめんどくさいよね……



自分で触るなと言っておいて、強引にキスされるうちにシリウスを好きになって、シリウスの行為を受け入れたかと思えば拒んで……



でもまだ気持ちが追い付かない



シリウスの気持ちだって、まだハッキリと聞いてないし、

自分の気持ちも伝えてない



「シリウス、私……」

「シリウス! ミオ!」



その時、人の合間を縫ってウラユが走ってきた。



「ウラユ、どうした?」



シリウスはすぐにウラユの方を向いてしまう。



「大変なの!! シュンスケがっ……シュンスケがあたしを庇って、鏡の中に入っちゃったの!!」

「!」



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