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お話の続きは異世界で

第2章 異世界へ飛ばされて

凄い速度で落ちていく!

髪の毛は逆立ってるし、ジーンズの上に羽織っただけの前開きシャツは、裾がバサバサとちぎれそうな音を立ててる。

このままじゃ本当に墜落する!!

ぎゅっと目を閉じて、自分の体を抱き締めた。

そして………


パッと目を開けた時には。

私はどこかに寝転んでいた。

痛く…ない。

腕を上げても、指を動かしても、何にも違和感はなかった。

違和感は、自分に対してではなく…

起き上がって、周りを見回す。

「…どこ?ここ…」

見覚えのない景色に、呆然とする。

私がいるのは、平たい大きな岩の上。

青々とした苔が絨毯のように生えてる。

どこかの森の中なのか、木がたくさん生えてて、湿気っぽい。

あ…何か、のど渇いたな…

見回しても、川も谷もなさそう。

コンビニも…ないよなぁ。

大きくため息を付いた。

どうしよう。

取り敢えず、ここから降りて、人か町を探そう。

ここがどこか分かれば、家に連絡出来るかも。

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