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お話の続きは異世界で

第2章 異世界へ飛ばされて

よし!

両手で頬っぺたをペチンと叩く。

痛い。

…って事は、これは現実だ。

ウサギの事は信じられないけど、ここにいるって事はあれも現実だったんだ。

『またお会いできる日まで』

ウサギの声が頭の中で響く。

急いで頭を振って、声をかき消した。

「いやいやいや!もう関わらない方がいいと思う!!」

そう決意して…はっと思い出した。

「ヤバい!佐藤君のノート!!」

パタンと閉じて、懐にしまって…

あのまま、ウサギが持って行ったままだ!

「どうしよう!返してもらわないと!」

せっかく貸してくれた佐藤君に申し訳がたたない。

なんですぐに取り返さなかったんだろう。

空中飛行にはしゃいじゃって、バカじゃないか!

自分の行動を思い返して、頭を抱えてうずくまっていると…

「おぬし!そんなところで何をしておる!」

突然呼びかけられて、驚いて叫び声をあげてしまった!

「ひゃあぁぁぁっっ!!!!」

「なんじゃなんじゃ!?どうした!?」

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