お話の続きは異世界で
第12章 川のほとりで語らえば
言われて耳を澄ませたけど、ゴウゴウと水の流れる音がするだけ。
「これって――」
「しまった!」
何かおかしいの?
そう聞こうとしたのに、焦ったカエルの叫び声に言葉を止めた。
「カエル!?」
「滝だ!!」
滝!?
言われて周りを見回せば、さっきよりも川の流れが速くなっているような…
「ご明察」
言葉尻にハートマークでもついているんじゃないかってほどに愉しそうな口調。
ウサギを見上げれば、口調通りの笑みを浮かべている。
滝って、この先に?
「え!?嘘でしょ!?」
このままじゃ落っこちちゃう!!
だけどどうする事も出来ない。
オタオタする私の前で、カエルが手を組んで呪文を唱え始めた。
魔法?
精霊を使ってどうにかしてくれるの?
だけど――
「遅い」
ウサギが冷たく言い放ち――
川の水が落ちる音が近くなっていく!
その途端、私達の乗った小舟は空中へ押し出された!!
「きゃあぁぁぁっっ!!」
「これって――」
「しまった!」
何かおかしいの?
そう聞こうとしたのに、焦ったカエルの叫び声に言葉を止めた。
「カエル!?」
「滝だ!!」
滝!?
言われて周りを見回せば、さっきよりも川の流れが速くなっているような…
「ご明察」
言葉尻にハートマークでもついているんじゃないかってほどに愉しそうな口調。
ウサギを見上げれば、口調通りの笑みを浮かべている。
滝って、この先に?
「え!?嘘でしょ!?」
このままじゃ落っこちちゃう!!
だけどどうする事も出来ない。
オタオタする私の前で、カエルが手を組んで呪文を唱え始めた。
魔法?
精霊を使ってどうにかしてくれるの?
だけど――
「遅い」
ウサギが冷たく言い放ち――
川の水が落ちる音が近くなっていく!
その途端、私達の乗った小舟は空中へ押し出された!!
「きゃあぁぁぁっっ!!」