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お話の続きは異世界で

第18章 脱がされるんじゃ堪らない

ママ…?

ママって…お母さんの事…?

突然告げられた、新たなる人物の名称に、思わず眉をしかめた。

「それって…その、ママじゃないと駄目、なの?」

「そうです」

即答に近いくらいの反応に、この先を予想してめまいが起きそうになる。

何なの?

何でこうもぐるぐると堂々巡りを繰り返させられるの!?

「…どうせこれからママに会いに行こう、とか言うんでしょ?」

それを聞き、男の人はキョトンと瞬きをすると、にっこり微笑んだ。

「やっぱりね…」

そうだろうと思った。

ため息をつき、この先を思う。

ウサギにも会えず、ノートも手に入らず…全然関係のない人に会いに行こうとしてる。

それって、本当に必要な事なの?

「例えば、電話してママから方法を聞くとか…。会いに行かなくてもどうにか出来ないの!?」

男の人は一瞬目を細くした。

「出来ませんね」

さっきまでのにこやかさが消えた目でこっちを見ると、呆れたような声で告げられた。


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