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お話の続きは異世界で

第18章 脱がされるんじゃ堪らない

だからてっきり自動車か何かの乗り物だと思ってた。

でもこれは…どう見ても一人乗り用だ。

「オイラ達は走って追っかけろってーのか?」

顔を不満げに曇らせたカエルに、男の人は笑いながら首を振る。

「まさか!あなた達が乗るのは別にあるんだ」

そして三輪車から降りると、お店の横の倉庫らしき入り口を開けて、中から何かを引っ張り出してきた。

その何かっていうのがコレな訳で――

「走って追っかけるよりはマシかもしんねーけどよぉ…」

ぶつぶつ文句を言うカエルを、男の人は「ははっ」と軽く笑い飛ばす。

「ま、もうすぐ着くから」

もうすぐママさんに会える。

会ったら、このリボンをどうにか外してもらわないと。

私の腕と人形と縛り付けているリボンを、何とも重苦しい気持ちで見つめる。

重苦しいのは、このせいだけじゃないんだよね。

三輪車を漕ぐ男の人の背中を見つめ…

うん、やっぱり気になる。

少しだけ身を取り出して、男の人に話しかけた。

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