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お話の続きは異世界で

第3章 薬草探しの途中で

薬草を探して徳を積もう!

何かのキャンペーンの煽り文句みたい。

ものすごく騙されてる気がする。

でも…他にできることが何もない。

頼る事が出来る人もないし、この人についていくしかない。

そんな覚悟を決めて、信さんと薬草探しに行くことにした。

「信さん。薬草ってどんなものなの?」

「夕日のように赤い、歯車のような形をしたものじゃ」

赤い歯車を頭に思い浮かべる。

歯車…ガーベラみたいなもん?

あ、あれは花か。

ガーベラみたいな葉っぱの草…なのかなぁ?

「じゃあ怪しそうな草があったら言うね」

「頼む」

信さんと一緒に、薬草を探しながら歩いていく。

すると前方の草むらから、ガサッと音がして…

何か、いる!?

「ひっ!」

身構えると、信さんが私の前に立ち塞がり、刀に手を掛けた!

「何奴!?」

すると、草むらから見覚えのある姿が顔を出した。

真っ白な、もふもふの耳。

……まさか

「ウサギ!?」

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