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お話の続きは異世界で

第4章 魔術師が現れて

「ごめん。意味が分かんない」

「だよなぁ…。オイラにもさっぱりなんだ」

はい!?

いきなり肩すかしを食らって、ずっこけそうになった。

確証があっての話じゃないんかいっ!?

「おりん、大丈夫か?」

「ん。ありがとう、信さん」

「だけど分かる。アイツはオイラの知ってるウサギじゃない」

「だから追ってるの?」

「ああ。元に戻さないと、ネェちゃんが不安がるしよぉ」

「ネェちゃん?」

……誰?

キョトンと聞き返すのとほぼ同時に、女の人の声がした。

「ケロちゃーん、どこぉー?」

「ネェちゃん、こっちー」

カエルが大きな声で返す。

すると…

「あぁん、もう!探しちゃったじゃなーい」

そんな声が聞こえた。

どこから?

キョロキョロと周りを見回すけど…

足音も、木の葉をかき分ける音もしない。

「見ぃつっけた♡」

楽しげな声がして…

「何と!」

信さんが驚いて上を向く。

つられて顔を上げれば…

空飛ぶバニーガールが、いた。


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